設立の経緯・理念

私も賃貸経営をしている大家さんです!

代表理事の渡邊浩滋です。私も、みなさんと同じようにアパート経営をしています。
2007年に実家が営んでいた5棟、86室のアパートの経営が危機的状況であることがわかりました。 毎月の収入と、支出を差し引きすると、預金残高が0円という状態だったのです。修繕費の積み立てなど、全くありませんでした。
翌2008年、税理士を続けながら、賃貸業を引き継ぎ、財政の建て直しに取り組み始めました。 節税、法人化などを行い、リフォーム費用を借入できるようにし、管理会社を変えるなどしました。 結果、1,400万円程、手残りがでる状況に経営改善することができたのです。


大家さんには相談相手がいない

賃貸業を引き継いだときに思ったことは、「大家さんには相談相手がいない」ということです。

私の実家にも顧問税理士さんがついてました。
そこで、「資金繰りが厳しいので、何か方法はないのでしょうか」と、税理士さんに直接相談してみたのです。
すると、その税理士さんからはろくに提案も出さず、「物件を売却して借入金を返済しましょう」という他人事のような返事。

「これが税理士の仕事か・・・」と思って、がっかりしたのと同時に、自分でやるしかないと決意しました。
私がたまたま税理士だったからよかったのですが、大抵の大家さんは税理士ではないので、ご自身で解決することは難しいと思います。


大家さん専門の税理士として活動するも・・・

私の大家としての経験を活かし、大家さん専門税理士・司法書士としてどうしたら収入を上げ、支出を減らし、税金を抑えることができるのか、ご提案・お手伝いをさせていただきます。
しかし、私一人では、時間も費用もかかってしまい、多くの困っている大家さんのお手伝いすることは限界があります。

さらに、賃貸経営は税金だけの問題ではなく、法律問題など様々なトラブルを解決しなければなりません。
そのためには、税理士以外にも弁護士や不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナーなどに相談しなければなりませんが、個別に相談するにも費用がかかってしまいます。


大家さんのための組合が作れないか

大家さん一人で専門家を抱えることは現実的ではありません。
でも、大家さんが集まればどうでしょうか?
つまり、専門家をみんなでシェア(共有)できる仕組みができれば可能になるのです。

賃貸業をやっていて日ごろから思うことですが、賃貸業には組合がないのです。
農業であれば農協、水産業なら漁業組合など、同じ事業をやっている人同士が集まっていくことで、大きな力(マスメリット)が発揮できるのです。

情報共有もそうですが、商品の価格交渉、保険の値引きなど、大家さんが集まることで可能性が広がっていきます。

大家さんの道しるべは、「大家さんのための専門家集団」であるのと同様、「大家さんのための大家さんによる組合」にしていきたいと思ってます。


一般社団法人 大家さんの道しるべ

代表理事 渡邊浩滋